遠距離片想い

玄関の靴箱に着いた途端、光希が思いついた様な顔で話しかけてきた


「葵!!カラオケ行こう!!」

「今から!?」


「当たり前じゃん!!」


「・・・・・・」


「どっち!?行く!?行かない!?」


うーん...


目を魚の様に泳がす


光希の目はそれはもう、


『行こう』


と言う目だった


ゴメン、光希


正直行きたくないです


でも行かないとあなた怒るでしょう?


葵は光希の顔を伺うと、これは早く返事をしないとヤバいと思った


それは今にも行きたそうな感じがしたからだ


考えた末、行く事にした


その返事を待ちくたびれたかの様に光希は少し顔が疲れていた


そして二人はカラオケに向かった