「琴葉!」
「悠斗ー遅い!何分待ったと思ってんのー?」


日は6時に部活が終わると聞いていたのに
腕時計は7時を指している。


「ごめん!練習長びいちゃってさ!」

サッカー部はやっぱり大変なのかな。


「いいけどね!ジュース奢ってくれたら!」
「はぁーったく琴葉は。」


呆れながらも買ってくれるようだ。

カネあるかなーなんて
つぶやきながら財布の中を見ている。



「あとでいいから!先に話を・・・。」
「あ!そうだな!」


悠斗と目が合う。
今になって緊張してきた。



「俺さ・・・」




長く感じる時。