ビターシュガー(仮)


「いっ・・・いいけどね!別に!」

莉緒の顔が真っ赤に染まる。


目の前でこんなの見たくないよ・・・。

「二人とも・・・おめでとう!」


精一杯笑顔を作って言った。

「ありがとう!」
「ありがとな。」

「これからも幸せにね?」



本当はそんなの望んでいないのだけれど。



「当たり前だろ?」



笑いあっている二人を見ているのが辛くなり



「ごめんやっぱりまだ調子悪いかも・・・。
保健室行ってくるね。」

と言って、その場から離れた。