「琴葉ーーっ!!
心配したよ!!」
校門を通ると校舎からいきなり莉緒が飛び出してきた。
一番会いたくない人。
でも一番心配してくれる人。
一番大切で・・・
一番嫌いな、わたしの親友。
「心配ありがと。でも大丈夫だから。
昨日はごめんね?」
「ううん!
わたしも琴葉のこと考えずにベラベラ話しちゃったし・・・。」
え・・・!?
わたしのこと考えずにって・・・
わたしも悠斗のこと好きってバレてるの!?
「昨日体調悪かったんでしょ?」
「あぁ・・・そういうことね。
うん。もう治ったよ。」
莉緒が気づくはずないか・・・。
