『体調悪そうだったし何回起こしても起きないから
そのままにしていくね。
ご飯食べて、風邪なら病院行ってきなね。』
お母さんが置いていった手紙と朝食。
改めていいお母さんだと感じる。
おいてあったご飯を口につめ、
脱ぎ捨てた制服にアイロンをかける。
正直言って、学校に行きたくない。
でも休むわけにはいかない。
大学へ行くための出席日数を
少しでも稼がなきゃいけないから。
荷物を持って自転車にまたがった。
これから悠斗の後ろに乗ることもできなくなるのかな・・・。
学校までの道のりは自分で漕ぐと以外と遠く、
いつも悠斗に大変な思いをさせていたかな、なんて思う。
