だけどーーー…
「動くな」
「え…」
喉元に突きつけられた冷たい銃口に、一気に血の気が引く。
彼は、味方ではなかった……?
「ボディチェックをする。銃を離して両手をあげろ」
「……」
おとなしく、言うことに従う。
「良い子だ」
「…っ」
硬い銃の先端が、ゆっくりと胸元を伝っていく。その無機質さに背筋がゾクリとする
「さて、まずはどこから……」
男の節ばった手が、私の着ている上着にかかる。
ゆっくりと、焦らすように、ファスナーが下ろされていく
さらに、膝の間に足を割り込まれ、完全に身動きがとれない状態に追い込まれる。

