放っておいても1ヶ月位で治るという病気の息子を

そんなリスクにさらす必要があるのか…?




これが病気や怪我の治療の為だというなら、ここまで躊躇うことはなかった

必要なら仕方ない、そう考えることが出来た




しかも傷がつくのは息子の身体なのに、その選択をするのは親である私───改めて『親』という責任の重さを感じさせられる



私には決断出来なかった

「今はまだ積極的には(生検を)勧めないけどね」

という医師の言葉に縋りつくように保留にした