「意外と早かったですね、先輩。」 お会計をすませて車に戻れば本当に熱があるのかと言いたいほどケロッとした表情の春斗さんがいた。 あたしは敢えて冷静になって車に乗ってシートベルトをする。 「さすがに病人を待たせるわけにはいきませんから。 そう言えば春斗さんの家ってどこらへんですか?」 今頃になってまだ家がどこか聞いていなかったことに気づく。 「こっから2時間くらいのところです。」 平然とそう言ってのける春斗さんに思わず「そうなんですか。」なんて返してしまう。 「…って2時間!?」