「なっ…なんですかっ…!」


「べっつにぃ〜??」


〜っ、わざとらしいっ!


あの日一緒にショッピングモールに来てた先輩は私と春斗さんとの間に何かあった事を察してるみたいで時々こうしてあたしをからかってくる。


「あっ、片平様。」


「ひえっ!!」


先輩の言葉に思わず変な声を上げてしまう。


だけど先輩は


「ごめん、見間違いだった☆」


と、わざとらしさ満点の笑顔で舌を出した。