好きですよ、先輩。(仮)




ショッピングモールを出て数分。


「どこ行きましょっか」


隣にはそうあたしに問いかける春斗さん。


「……まだどこかに行くんですね」


現在、私は春斗さんの車の中にいます。


…なんとなく、流れ的にはもう帰るのかな、なんて思ってたりしたあたしなのですが。


そんな予想通りに事はすすまず、春斗さんは笑顔で車を走らせています。