いつもの余裕のある笑顔で笑われるとばかり思ってたあたしにとってこの状況は予想外すぎるわけで。 顔を手で覆われたまま何故かあたしまで恥ずかしくなってしまう。 「あ…あのっ、春斗さんっ…」 それでもいたたまれなくなって助けを呼ぶように春斗さんの名前を呼ぶ。 すると暗かった視界がようやく開けて 「す、すみません先輩。」 まだ少し取り乱した春斗さんが慌てて謝る。 「いやっ…元はといえばあたしが悪いしっ…」