好きですよ、先輩。(仮)




「その人俺の彼女なんで返してください、って言ってるんです」



怖いくらいの笑顔でそう言う春斗さん。


その笑顔を見てか春斗さんの容姿があまりにも整っているのに驚いたからかはわからないけど、あたしを掴んでいた人はは少し怯えた様子で舌打ちをして


「男がいたのかよっ…


い…いくぞっ!」


そういってもう一人の男の人と来た道と逆の道を帰って行った。