名前を呼ばれた方を見れば、そこには待ち続けていた萩の姿。


「萩っ…!」


朝に会ったはずだけど久々に会う気がして無意識に萩のところに駆け寄っていた。


「ごめんな、またせて。


寒くなかったか?」


心配してくれる萩に寒さなんか忘れて「平気だよ」と返す。


やっぱり萩といると嫌なことも全部忘れられる。


そして・・・・・・・


それと同時に心を占める大きな罪悪感。