やり取りが途絶えて1ヶ月ほどが経ったある日。出会い系サイトにも久々にアクセスをすると、未読のまま残っていた彼からのメッセージを見つけた。

『会いましょう。楽しみにしてます(^○^)』

そういえば今日は夜暇だなと思い、メッセージを送った。

『いきなりだけど今日暇??』

数分後に返信が来た。

『暇!!どうしたんですか?』

『急やけど会わへん??暇やねんか!わら』

『急ですねww会いましょうか!』

会うことが決まれば、それはそれでめんどくさかった。が、しかし、言い出しっぺは私で会ったのでいそいそと支度を始めた。

だが、本当に来るのか少し心配ではあった。
実際、何回かそれで遊んだことがる。(最低)

初めて会う人ということもあり、少しめかし込んでいるといつの間にか約束の時間が迫っていた。

あ、遅刻する…。

そうは思ったが遅刻するは免れないと分かると、私は準備を完璧にこなしてから家を出た。

それからメッセージを見ると、なんと彼はすでに待ち合わせ場所にいるとのこと。
少しの申し訳なさを覚えつつ私は急いで目的地へとむかった。

5分ほど遅れて待ち合わせ場所へ着いたが、案の定誰なのか分からない。
先ほどのメッセージの中で、白いシャツを着ているとのこと。それを頼りに辺りを見て探す。