「…なんでいるの?」 「待ってるって言ったじゃん」 「でもだからって…」 「俺、良い子じゃないからさ。あと、一人暮らしだから」 そう言って蓮水くんは不敵に笑った。 「声でかすぎなんだよ、独り言丸聞こえでしたよ?」 ククっと笑いながら 蓮水くんは手を差し出した。 「ほら、帰ろう?」 なんだかこうして見ると、 全然歳下に見えない。 蓮水くんが差し出した手には応えなかったけど、 私は仕方なく蓮水くんと一緒に 駅まで帰ることにした。