年下男子の誘惑


部屋の前までくると


廉はピタッと立ち止まった。


「廉?どうしたの?」

「いや…今日もゆきちゃんと飲めないかなと思っておつまみだけ買ってきたんだけど…」


あぁ、そうか。


だからこんな時間にコンビニなんて行っていたんだ。


「彼氏もいるし、もう結構飲んできたよね?」


そう言って、廉は覗き込んで


私の右頬を包み込むように触れた。


「顔が赤い」


覗き込む廉と目が合って


急いで廉の手首を掴んで頬から手を離した。


顔が赤いのはきっと半分は廉のせいだ。


「また今度ね」

「今度って?俺明日でもいけるけど」


そんなことを言われるとこう言うしかないじゃないか。


「じゃあ…明日で。」

「よっしゃ、じゃあ明日12時にピンポンする」


廉は嬉しそうに笑って


手を振って部屋に入っていった。