「よし、結構飲んだでしょ?送っていくよ。」 「はい、ありがとうございます」 花井さんに促されてゆっくりと立つと 思いの外酔いが回っていたのか 一瞬フラッと足がフラついた。 「おっと、大丈夫?」 「あ、すいません…」 肩を持って私を支えると、 花井さんの左手は そのまま私の腕を滑り降りて しっかりと私の右手を握った。 「よし、帰ろうか」 「はい」 少し赤くなった顔を隠すように下を向いて ゆっくりと店を出た。