* 「お疲れ様です、花井さん!」 仕事を意地でも定時で終わらせ、 裏口から外に出た。 いつも廉が立っている場所に 今日は花井さんが立っている。 「お疲れ、永山」 壁にもたれかかる花井さんの横に小走りで駆け寄ると、 花井さんは壁から背中を離して ゆっくりと歩き出した。 「永山、お酒飲めたっけ?」 「はい、大丈夫です!」 「じゃあバー行こうか。俺いい店知ってるんだよ」 そう言って、花井さんは優しく微笑んだ。