年下男子の誘惑


「ねえ、ゆきちゃんはどんな人がタイプなの?」


時間はもうすっかり12時半を回っていて


これが夜のテンションというやつだろうか、


廉は楽しそうに私の顔を覗き込んだ。


「…年上」


言ってしまってから後悔した。


7つも年下の廉の前で言うと


告白される前から


あんたなんか願い下げと断る


嫌な女に思われてしまう。


すぐに謝ろうとすると


廉はお酒が回っているせいもあってか、


「そっかー、じゃあ俺にはゆきちゃんの彼氏務まんないな」


と言って楽しそうに笑った。