「あとさ、今週金曜シフト入ってないんすよね。…一人で帰れる?」
蓮水くん…廉は、
少し申し訳なさそうに私の顔を覗き込んだ。
「子供じゃないんだから、1日くらい大丈夫よ。それに月水木は一人で帰ってるんだし。」
「そっか。でもなんかあったら絶対に言って。心配するから」
そう言って蓮水…廉は
ポケットからスマホを取り出した。
「とりあえず、番号だけ教えとく。」
私もスマホを出したのを見ると、
それを受け取って、
自分の番号を登録した。
「一人で家入るの危ないと思ったら、俺バイトない日大体10時には家いるから、いたら鍵大体空いてるし、俺んち入って。勝手に入っていいから。あと、なんかあったら電話して。仕事帰り以外でも。」
廉は言い聞かせるようにそう言うと、
私にスマホを返した。


