「もう女の子なんて歳じゃないし。」
「え、ゆきちゃん今何歳なの?」
「言うかよバカ。レディにそんなこと聞いて失礼だとか思わないわけ?」
そう言いながら私は
机に缶ビールを2つドンと置いた。
「帰って夜中に缶ビールとか、どこがレディだよ」
蓮水くんはケラケラと楽しそうに笑っている。
そこで私は気付いた。
「あっ…まだ19なんだよね」
ビールを2つ持ってきたものの、
蓮水くんはまだ未成年だ。
いくら家が隣だからって勧めるのはよくないんじゃないか。
すると、蓮水くんは一瞬真顔になって
噴き出すように優しく笑った。
「ゆきちゃん、真面目すぎ。俺ビール飲めるよ?」
いや、法律で禁止されてるし
とはあえて言わなかった。


