「おじゃましまーす」
中には誰もいないのに、
蓮水くんは丁寧に挨拶をして、
靴をそろえて中に入った。
こういうところは結構しっかりしているらしい。
見た目も、黒髪だし、程よい色白で、
いかにもな好青年。
礼儀正しくても特に何も違和感はない。
「結構綺麗にしてんだね」
「失礼な。私こう見えてA型なんだからね」
「んー、A型っぽい。今日の仕事も丁寧だったし」
無意識にそんなことを言うから
いちいちドキッとする。
「あー、俺女の子の家上がったの超久しぶりかも」
『超』とか使うし、
このはしゃぎっぷりも、
いかにもイマドキな感じだ。
でも身長は私なんかよりはるかに高くて
見た目色白なわりには
そこそこ筋肉もありそうな『オトコ』な体型をしている。


