きっときみに届くと信じて 吉富多美 作 金の星社

その1は「きっときみに届くと信じて」という本です。
私はこの本を学校の図書室で見つけたのですが、
借りようと思った理由が「表紙の絵が綺麗だなぁ」と思ったからです(笑)

この本には倉沢海という女の子が出てきます。
海はいつも南條佐奈さんがやっているFMラジオ番組を聞いています。
ある日、その南條のラジオに「うざいアイツが完全に消えるまで頑張ります」といういじめ予告がきます。しかし少女のSOSだと南條は気付くが何もできないまま、今度は別の少女から自殺予告が来てしまうんです。そこから、南條さんがその予告をいじめととらえ、いじめについて考えていく、という物語です。

この本のある部分に倉沢さんがある理由で生徒指導室で先生に話をされる(というか、怒られる)シーンがあるんですが、濡れ衣を着せられた倉沢さんは先生に何を言っても聞いてもらえず、とうとうこらえきれずに「はい」と答えてしまうんです。
ここで私は正直「倉沢さあああああああああああああん!!!」という気持ちでした(笑)
「はい」と言うしかなかったので仕方ないかもしれなかったのですが、本当に言うとは思わなかったんです。

正直、この本読んで涙腺が崩壊しました。(おおげさですかね・・・?)
ぜひ読んでみてください!