そんな事をしているうちに、7時半だった。
「あ、私着替えないと。もうすぐ学校だし」
「んじゃ、後でねっ」
それで2人は出て行った。
私とミリア、ユキ兄は3人とも通っている学校が違う。
私は、偏差値が高い事で有名な県立高校。
ミリアは、不良校と有名な私立高校。
ユキ兄は、偏差値高めの私立高校。
私は自分で言うのもなんだけど、昔から頭だけは良くて内申も結構良かったから入れた。
それに、私は私立に行くわけにはいかなかった。
…迷惑なんて、掛けられないから。
私はクローゼットにかけてある、制服を取り出す。
学校指定の紺地のチェックのスカート、ブレザー風のベスト、チェックのリボン、白のブラウスを着て、1階に降りた。


