いつも、何気なくふと思う。 私に生きてる意味があるのかな、って。 存在価値が、見出せない。 それは、もう何年も。 「……っまぶし――…」 カーテンから漏れた陽の光で目覚めた。 「…あさ…?」 私は時計を確認しつつ、重たい身を起こし、伸びをする。 すると、バタバタっと大きな足音を立てて、階段を上ってくる音が聞こえる。 そしてそれは、私の部屋の前で止まって。