一瞬で、バレちゃった!?



ごめん、お兄ちゃん。



無遅刻、無欠席の記録がストップしちゃうかも!?



読者さんのことも、守れないかも!?



そう思ったら……。



走って熱かった体が、一気に冷えた。



「おまえ、誰?
……って、聞いてんだろ?」



目の前のイケメンさんが、低い声でつぶやいた。