「あのあと……。
家に帰って、あのパンフを破ろうとしたけど、どうしても出来なかった」



「…………」



「おまえの顔がチラついて」



「……あや……と……」



「それで、さ。
やっと、俺も……。
がんばろうかなって……。
思えたんだ」



「え?
絢斗?」