お兄ちゃんじゃないって、女の子だって、バレちゃって。



でも、違ったの?



よかった。



本当に、よかったよ。



そう思ったとたん……。



目の前が、真っ暗になった。



と、同時に……。



「結愛っ!」



って、あたしを呼ぶ絢斗の声が聞こえた。