こーんな、絢斗みたいな王子様が、朝から晩まで一緒にいてくれて。



たとえば……。



今日みたいに、あたしからメガネをとりあげようとする男の子から守ってくれるとか……。



超理想。



なんだか、お姫さまにでもなった気分。



ニコニコ平和な1日を終えて……。



絢斗と一緒に、寮に帰った。



それから……。



ぼけーっと教科書を見つめる。