「……え?」



木村くんは、眉を寄せた。



う、わ。



やばー。



やっぱり、バレた!?



あたしが、お兄ちゃんじゃないのが、バレちゃった――っ!?



さっきの山田くんのときは、大丈夫だったのに……。



どうしよう!!



内心、ものすごーく焦る。