「今日ね、夜の7時からスーパーのセールがあったの」




うちのマンションから4、5分歩いたところにある優苗が愛用しているスーパー。


この辺の人はだいたいそこか大型のショッピングセンターへ行っている。



「大地がそろそろ帰ってくるかなあって思ったんだけど、やっぱり行こうと思って」




「もう少し待ってれば愛永みてたのに」





「だってその間に商品減っちゃったら嫌だから」




と、次々に冷蔵庫へ大量の食料品を詰め込んでいく。





「………それにしてもかなり買ったね」





「………やっぱり?」