「んーま」




もぐもぐと口を動かしながら、
なにか喋っている。


おいしい、と言っているのかもしれない。



「まな、美味しい?」




「んーま!」




優苗が嬉しそうに尋ねると、
愛永も嬉しそうに笑った。