俺に背を向けて遊んでいた愛永を後ろから抱えて、お腹に載せて仰向けに寝た。




「………あ!赤ちゃんは首不安定なんだから気をつけてね」




「はーい」




優苗も愛永のこととなると、
なにかと心配症だ。




「まなちゃーん、パパのこと好きでしゅかー」




愛永のサラサラのほっぺを触りながらじゃれていると、優苗がこっちを見て笑っている。


本は読んでいるのかいないのか。


少なくとももうテーブルに伏せて置いてある。



「ふふ、なんか大地のその姿をビデオで撮りたい」




「……………いや無理」




一瞬成長の記録に撮るのもいいかと思ったけど、さすがにこの様子を残されてはこっちも恥ずかしい。