「えー!真鍋先生、結婚するんですか?」




「へー、結構早かったね、話が出てから」




「結婚って言っても、式はまだ挙げるの先だし、同棲みたいなもんかな」




職場復帰して初の食堂。

久しぶりに会ったおばちゃんからうどんを受け取り、大地も真鍋先生と一緒に食べていた。


そんなときに聞いた真鍋先生の結婚。



彼女さんにも結局1度も会えていない。




「会いたいなぁ……」



「今度、診察のとき優苗のところに顔出すように言ってみるよ」



そう言って幸せそうな真鍋先生は、
カツ丼を頬張った。