「でも、体はだいぶ楽になったかな」 「そっか、よかった」 今日はどこの店を予約しているわけでもなく、映画を観に行く予定もない。 なんとなくふたりで夜の街を歩いているだけ。 「見てみて、かぼちゃがいっぱい!」 「もうハロウィンか……」 「ふふ…あれとかタケルに似てるんじゃない?」 なんとも言えないそのかぼちゃを指さして、沙衣は笑った。