「……うわーん!」



何時かは分からないけど、愛永の鳴き声で目が覚めた。

慌てて起き上がると、凄い勢いで泣いている。


隣の大地も慌てて起きたようだ。



「まな、どうしたの?」



抱き上げてみると、かなり熱い。

40度は超えているかもしれない。



「うわ、熱いね……んー、行った方が良いかなぁ」



大地も愛永を触って、うーんと考え込む。

時計を見ると朝の4時。
この時間だと救急になるから小児科の先生がいないかもしれない。



「朝まで持つかなあ…」


「この調子じゃもう寝ないだろうな」