「…まーま」



眠いのかきついのか。

瞼が閉じそうなので、そのまま抱っこしているとそのまま寝てくれた。


まだ寝室で一緒に寝ているので、優苗の横にそっと寝かせる。




「あ、ごめん。起こした?」



「ん、平気」



隣の愛永の様子を確認すると、そのまま寝てしまった。



優苗はまだ微熱といったところか。

一晩ゆっくりしていればなんとかなるかな、という感じ。



寝てしまったふたりの冷却シートだけ交換して、そっと愛永の隣に潜り込んだ。