「……ぱぁぱ」



うつらうつらしていた愛永が、目を覚ましたのかギュッと抱きついてきた。


可愛すぎてそのまま抱きしめて遊びたい気もするけど、さすがに無理だ。



「まな、苦しくない?」



「…ない 」



苦しいと言ったら吸入させられるのが分かっているのだろう。

愛永をギュッとしながら胸の音を聞いてみるけれど、まだ大丈夫そうだ。



「…ママ」



「ママもお熱出して寝てるから。まなも寝てようね」



「いーや」



3歳児というのは、とりあえず嫌と言う。

可愛い反抗期だが、ときどき厄介だ。