愛永も泣き疲れたのか、ぐったりとしている。
インフルエンザじゃないのなら、薬を飲んで安静にするしかない。
「……喘鳴でてるね」
「病院でも言われた。少しだから吸入はいいって」
確かに3歳児に吸入を大人しくさせるのはなかなか難しい。
家には医者がふたりもいるし、ひとまず様子見といったところだろう。
吸入が好きな子供というのはなかなかいないが、愛永の反抗は凄まじい。
吸入嫌いな優苗さえ呆れるような暴れ方をする。
「優苗も。薬飲んで寝て」
「ありがと」
愛永の看病でだいぶ疲れたのか、素直に薬を飲んで寝室へ向かった。

