「とりあえず昼休みの間はゆっくりして、午後も無理はしないこと」



「そういうこと、点滴入れるよ」



用意が終わった真鍋が来たところで立ち上がった。

椅子を仕舞ってもう一度優苗に向き合う。



「夜、終わったら連絡して。俺も今日は帰るから一緒に帰ろう」



「うん、ありがとう。愛永迎えに行かないと」



「今日はふたりで迎えに行こう」



じゃあね、と診察室を出てあとは真鍋に任せた。