「大地、優苗ちゃん久しぶりね〜……あら、まなちゃん、大きくなったわね」



「お久しぶりです」



たまたまわたしと大地の休みが被った平日。

買い物にでもどうかとお義母さんに連絡してみると、即答で行くという返事がきた。



「まなちゃん、おばあちゃん覚えてる?」



「わー」



愛永は嬉しそうに両手を差し出す。

愛永はこの年にして人に甘えることが上手だ。
どうしてそんな方法を知ってるのか、と疑いたくなる。

保育園でも先生たちに甘えて、可愛がってもらえてるらしい。