「神田さん……」 「はーい」 伝票整理をしていたわたしは、 わたしの属する営業部部長に呼ばれて近付いた。 「これ……本当にいいのかい?」 差し出された紙を見て、はい、と頷いた。 一ヶ月以上考えた結果だ。 そして………大地くんとも話し合ったことだ。 唯一気がかりなのはタケルだけ。