「そう信じて今まで何度裏切られたことか」




「ふはっ…確かにな」





そんな会話をして、俺が家に帰れたのはそれから3日も経ってからだった。





玄関前に着くと中から聞こえてくる大きな鳴き声。

隣の部屋の人が留守中なのが幸いだ。




「ただいまー」




挨拶もそこそこに、カーテンも開けっぱなしで暗いリビングに入る。


電気をつけると、サークルの中でわんわん泣いている愛永がいた。




「まなー、どうした。お母さんはどこだ?」




抱き上げて揺らしながら、家の中を見渡すと洗面所の方から水の流れる音がした。