「あ、優苗」 昼食を食べ終わり医局へ戻ろうと廊下を歩いていると、反対側から来る優苗を見つけた。 「大地……おはよう」 「昼だけどな」 「あ、確かに」 「ごめんな、ここ2、3日帰れてなくて」 「ううん、特に何もないから心配しないで」 じゃあまた、とそそくさと歩いていく優苗に少し違和感を抱きながら医局へと入った。 「あ、大地。優苗に会わなかった?」 「つい今さっき会ったけど」 「ちっ、優苗のやつ……逃げやがったな」 医局に入った途端、 機嫌の悪そうな真鍋に声をかけられた。