「じゃあそんなに心配しなくても大丈夫ですか?」



「うん、でも脱水にだけは気をつけて」



明らかにほっとした様子の優苗が湊に尋ねると、愛永の服を戻してそう答えた。



「あ、でも熱はまだ上がるかもしれないから。あんまり上がったら、座薬出してるから入れてあげて」



「はい、ありがとうございました」




わざわざ帰るところを止めたのだから、
湊には本当に感謝だ。



「それにしても愛永ちゃん優苗さんにそっくりだな………いや、大地か?」



愛永も4ヶ月になって、どちらに似ていると言われることがだいぶ増えた。



今のところ優苗と俺とは半々だ。