家に着くと優苗はまだ帰っていなくて、 とりあえず愛永をベビーベットへ入れる。 そしてワイシャツの胸ポケットに入れたままだった体温計……… を出そうとして、赤ちゃん用のものがあったことを思い出した。 「まなー、ちょっと入れるよー」 「ふぇっ、ふぇーん!」 嫌なのかきついのか、大きな声で泣き出した愛永を再びベットから出して抱えたまま測る。 _____ ピピッ 「わ………マジか」 思わず口から零れる声。