第四話:遺言
 

「憎しみ」が「憎しみ」を越えた時、人は憎しみの果てへ誘われる。
憎しみの果てとは何なのか。
今、最大の戦いが始まる。

~戸弦町~
剛「それにしても、この町は本当に変わったなぁ。」
未来「そんな事はいいから、早く目的を果たしましょう!」
剛「戸弦に住む門矢士を見つける……か」
未来「今後の闘いには仲間が必要よ。」
そこに……
???「お嬢ちゃん、誰かをお探しかな?」
剛「お嬢ちゃん!?」
未来「私!?」
???「申し遅れたね、俺は鳴海探偵事務所の左翔太郎だ。よろしく」
未来「探偵!?」
翔太郎「そうだ、いつもは風都で探偵をしてるんだが今はある事件を追って戸弦に来てるんだ。」
剛「探偵に聞けば分かるんじゃないか!?」
翔太郎「何をだい?」
未来「今、戸弦町で人を捜しているの。」
翔太郎「名前を教えてくれないか?」
剛「門矢士だ。」
翔太郎「門矢士!?」
剛「知っているのか?」
翔太郎「い、いや聞いた事ある気がしただけだ!で、なんでそいつがここにいると?」
剛「父の遺言に書いてあったんだ。」
翔太郎「なんと?」
未来「困った時は門矢士に頼れ。彼は戸弦町にいる……と。」
剛「それからすぐに、別の者からも情報があって戸弦町に来る事になったんだ。」
翔太郎「ちょっと待っててくれ……」
翔太郎は目を閉じて心の中で話始める。
翔太郎「(フィリップ、聞こえるか?)」
フィリップ「(あぁ、今までのも聞いていたよ。まさか、門矢士がここにいるとはね……)」
翔太郎「(そんで、こいつらは何者なんだ?)」
フィリップ「(この子のお父さんは確実に門矢士に関係しているね。この子達に同行してみてくれないか?僕達の仕事にも関わるからね。)」
翔太郎「(分かった。)」
翔太郎「あ、剛君だっけ?俺達も同行させてくれ。」
剛「俺達?」
翔太郎「あ、俺だった!!」
未来「助かるわ!!」
~戸弦町のとある場所~
ホームレス「ち、ちきしょうめ。なんで俺には働かせてくれねぇんだ。あいつめ。」
謎の男「その憎しみ、俺が力に変えてやろう。」  
そういってホームレスの頭に謎の男は手をかざすと。
ホームレス「ぐ、ぐわぁ!!!!あぁ!!」
悲鳴と共にヘイターへと変化していく。
謎の男「今から君はビッグホッパーだ。」
ビッグホッパーヘイター「ビッグホッパー……」
謎の男「思う存分暴れるがいい!」
ビッグホッパーヘイター「ウガァァァァァ!!」
謎の男「さぁ、ライダーよ。我らSQUADHATEに抗うがいい。」