【高校side】
貴斗「あー!久しぶりだなぁ…高校!」
校舎を見ながら腰に手を当てて仁王立ちをする。
七葉「…あれ?貴兄ーー!」
貴斗「お?七葉ー!七穂ー!」
貴斗は、七葉と七穂を見つけて、駆け寄った。
七穂「雅兄は?」
キョロキョロと貴斗の周りを見ながら言うと、
貴斗「雅兄は、中学校の方に行ったよー」
七葉「えー!貴兄がそっちに行けばよかったのにー!」
ブーブーと言いながら貴斗をバカにした。
貴斗「七葉、七穂…そんなにも俺のことが嫌いなのか…?」
七葉&七穂「嫌いじゃないよ…」
貴斗「…えっ?」
パァっと笑顔で前を向くと、
七葉&七穂「…ただキモいだけー」
と、真顔で言ってきた。
貴斗「そんな…ひどい!!ちょっと好きって言ってくれること期待しちゃったじゃん!!!」
七葉「知らないよ、そんなの」
七穂「もー、行こ!早くしないと遅れちゃう!」
七葉「そうだね」
貴斗「えっ…ま、待ってよぉー!」
七葉&七穂「貴兄は、体育館でしょ!」
貴斗「ゔっ…」
そのままポツーン…と1人残された貴斗だった。
一方、七葉と七穂はそれぞれの教室に向かった。
貴斗は、少ししてから目が覚めて体育館にトボトボと向かった。
教室では、担任の先生から長い話を聞かされていた。
体育館でも、校長先生から同じく長い話を聞かされていた。

