「ふーんふふーん♪」
――早川成美――
中学3年生になったばかりの
音山中学校の生徒の1人だ。


「なーる!」
「......」
「なる!」
「はい!?あ、なーんだ。エミーかぁ」
「なーんだは、ひどいんじゃない?
せーっかく呼んでんのに。」
「?」
「ほーら!あそこ!」
「あっ!ちょっと行ってくる!」