ピチョンッ....…ピチョンッ.…....ピチョンッ……


湯気が立ち込め、シャワーヘッドから水滴が規則的に落ちる音だけが響く浴室。

唯一この時間だけが安らげる。


湯船に浸かり、目を閉じて今日を振り返る。

日菜ちゃんと繁華街に出掛け、そこであたしを助けてくれた蓮。
蓮の隣は不思議と落ち着きを与えてくれた。
あたしを知りたいと言ってくれた蓮。
この先蓮といたら、あたしはいつかこの気持ちから、この辛さから抜け出せるのかな....。

変わることができるのかな....。


今のあたしから抜け出したい。
だけど、変わることが怖い。
変わってしまったら、あの時の幸せも何もかも忘れてしまうのかな...。